過去ログ - 勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」 
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531: ◆JKtjWoDovw[ saga]
2013/02/02(土) 14:02:27.12 ID:+p5jylzz0


【 夜 】

勇者「ふう…」

老人「どうじゃった?組み手は??」

勇者「なんというか…いつもよりやりにくい感じでした。
   戦ってたのが魔物や、試合の選手ではなかったので…」

老人「ほっほっほ…そうじゃろう、そうじゃろう」

勇者「明日も組み手してもらっても良いですか?」

老人「そりゃ無理じゃ。ワシ今日ので限界じゃ。」

勇者「えっ」

老人「昔、素手で戦った事のあるワシでも
   引退してから10年以上もたつし年なだけじゃ。」

老人「お主とずっと戦う事は出来んわい。」

勇者「そ、そうですか…」

老人「それにお主には修行の必要は無いかもな」

勇者「えっ」

老人「少し前から商人お噂で聞いた素手勇者の伝説…
   北の国ではスライムを何百匹も倒し、その後も素手で旅をつづけている…」

勇者「はい」

老人「ここまで素手でくれば充分修行を積んでる事になる。
   あとの素手の戦いは勇者の好きにしたらええ。」

勇者「…いつもどおり??」

老人「そうじゃ。変に考える必要は無い。
   これからの旅もお主のいつもの考えで行けば良い。」

勇者「あー…なるほど。」

老人「じゃが、1つ忠告するとなると…」

勇者「?」

老人「今日みたいな油断はしないことじゃ。  
   いつかそういう場面がくるからの。」

勇者「は、はあ…」

老人「うむ、わしからお前に話す事は以上!
   さあ寝るぞい。」


勇者「は、はい」




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