過去ログ - 勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」
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◆JKtjWoDovw
[ saga]
2013/02/03(日) 15:20:30.00 ID:oDrXXocV0
【 さらに数日後 】
勇者「さ、さむい……」
勇者「こんな檻の中じゃ…やっぱり寒い……
せめて毛布があと1枚あれば……」
魔法使い「起きてるかしら?素手勇者??」
勇者「おきてる…起きてなきゃ死んじゃう」
魔法使い「ふっホントあなたゴキブリ並みに耐えてるわね。
大会であなたと会ったときは、あなたがここまでの人間とは思いもよらなかったけどね。」
勇者「ガチガチ…」
魔法使い「そうそう、今日はお客さんよ。」
勇者「えっ」
魔導士「連れて参りました。入れ。」
老人「おお…勇者よ。」
賢者「………っ」
勇者「おじいさ…ん?それに賢者…賢者??」
魔法使い「…あーら、ひっどい。
どこの人にやられたのかしら。
顔中引っ掻き回されてるし……髪の毛もぐしゃぐしゃにされて汚いわね」
勇者「け、賢者!?なんで君がそんなことにっ…って
まさかあいつらが……」
賢者「………」
老人「……素手勇者」
勇者「お、おい!!おまえら!!
僕を散々有罪だなんだと行っておきながら……ガチガチ
な、んで…げほっ
おじいさん達を巻き込むんだ!!」
魔法使い「そりゃ賢者ちゃんが自白したんだもん。」
賢者「………っ」ポロポロ
魔法使い「…でもなんで自白したのかしら?
もしかして今まで皆を困らせた罪の重さに耐えかねて?とか??」
勇者「お、おまえ……!!
それに……ガチガチッ……あの学校の連中ッッッ!!
け、賢者に酷い目にあわせて…無理矢理……!!」
勇者「……くそっ!!」
勇者「(こんなことって…甘かった!
完全に僕が甘かった!!ここは魔法の国だ!!魔法のエキスパートだっているんだ!!
僕は……!!弱い…!!)」
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