過去ログ - 女戦士「元・勇者を探す旅へ」 -SS速報VIP

過去ログ - 女戦士「元・勇者を探す旅へ」

↓ 1- 覧 板 20

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 13:15:09.23 ID:MURg0fF1o
―――城内　訓練場

戦士（あとは素振り1000回ほどで終わりに―――）

兵士長「ここに居たか」

戦士「はい。どうかされましたか？」

兵士長「休息も大事だと何度言ったら分かるんだ？」

戦士「何度か言っていますが女の身では腕力を鍛えるのに限界がありますから」

兵士長「だから、技術を磨いているんだろ。それは知っているがな。兵士は体が資本だ。常日頃から体調は万全にしておいてだな」

戦士「えっと、それを言いに来たのですか？」

兵士長「あ、いや。いかんな、お前に対してはいつも説教臭くなってしまって」

戦士「それは私としては嬉しいことだけど……」

兵士長「そ、そうか？それなら俺も嬉しいが……」

戦士「で、なんです？」

兵士長「ああ、そうだったな。王女様が呼んでいる。謁見の間まで大至急行ってくれ」

戦士「王女様が？」

兵士長「お前に頼みたいことがあるそうだ。とにかく行ってこい。王女様がお待ちだ」

SSWiki : ss.vip2ch.com

2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 13:26:33.12 ID:MURg0fF1o
―――謁見の間

戦士「お待たせしてしまって申し訳ありません、王女様」

王女「来ましたか」

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 13:39:57.50 ID:MURg0fF1o
戦士「王女様の言うことも一理ありますが……」

王女「高貴かつ美しい私に相応しい殿方となればそれは勇者しかいないと思うのです」

戦士「勇者、ですか？」

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 13:54:24.17 ID:MURg0fF1o
王女「明眸皓歯の私には眉目秀麗な勇者しか居ない。私はそう思いますが」

戦士「それに側室がいるということは正妻も存在しているのではないですか？」

王女「私の美貌ならば、簡単に心変わりするでしょう。それにこの国まで手に入るのですから、断る理由がないはず」

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:16:33.89 ID:MURg0fF1o
―――酒場

兵士長「そうか……。婿探しのために」

戦士「ええ。あまり気乗りはしませんが」

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:24:38.21 ID:MURg0fF1o
兵士長「―――いいか？お前はまだまだひよっこだ。王女様から直接任務を仰せ遣うなんてなぁ、10年早いんだよ」

戦士「うん」

兵士長「外はまだまだ危険が多い。魔物による被害だって3年前より少なくなったとはいえ、看過できないぐらいには起こってるんだ」

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:35:26.51 ID:MURg0fF1o
兵士長「―――そうか、王女様は婿候補に勇者をなぁ」

戦士「私、知らなかったんだけど魔王を倒したのは勇者なの？」

兵士長「それは俺も知らないな。各国の勇者は例外なく途中でおっちんだか、背中を向けたって聞いていたからな。この国の勇者もそうだからな」

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:41:49.48 ID:MURg0fF1o
―――数日後

戦士「では、行って参ります」

兵士「がんばれよ」

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:52:48.27 ID:MURg0fF1o
―――民家

戦士（義父さんのメモによると、ここだけど……。いるのかな？）

戦士「ごめんください」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:58:02.44 ID:MURg0fF1o
戦士「あの、大丈夫ですか？」

賢者「なにがぁ？」

戦士「いえ、体調が悪いのでは？」

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:04:55.17 ID:MURg0fF1o
賢者「買い物は済ませてるのか？」

戦士「はい。支給品もありますし」

賢者「そうかい」

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:11:44.79 ID:MURg0fF1o
賢者「これだけありゃあ、なんとかなるかな」

戦士「……」

賢者「なんだよ？借りた金はちゃんと返すって」

13:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]
2013/01/05(土) 15:15:13.61 ID:FcBLGn8E0
やるじゃん

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:22:24.79 ID:MURg0fF1o
―――フィールド

賢者「で、なにすんだ？」

戦士「義父さんから何も聞いていないのですか？」

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:31:28.47 ID:MURg0fF1o
賢者「あー、喉がかわいたなぁーっと」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

戦士「まだお昼前ですよ？」

賢者「かてーこというなよぉ。仲間だろぉ？」

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:44:29.54 ID:MURg0fF1o
―――街

戦士「今日はここまでにしましょうか。情報も集めなければいけませんし」

賢者「お、じゃあ、酒場にいってくるぁ」

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 15:55:12.01 ID:MURg0fF1o
―――傭兵登録所

戦士（色んな人がいる……。誰がいいかな……）

少女「いらっしゃいませ。傭兵登録をご希望ですか？」

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 16:07:07.88 ID:MURg0fF1o
少女「勇者……」

戦士「はい。って、知りませんよね」

少女「何故、その勇者を探しているのですか？」

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 16:14:02.87 ID:MURg0fF1o
戦士「いえ、そういうことでは……」

少女「そうですか」

戦士「とにかく、行ってみます。ありがとう」

20:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]
2013/01/05(土) 16:23:51.14 ID:FcBLGn8E0
作業に集中できない

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 16:24:40.22 ID:MURg0fF1o
―――酒場

賢者「うぃっぷ……」

戦士「いた。―――あの、大丈夫ですか？」

1002Res/568.56 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ

Powered By VIPservice