過去ログ - 上条「お名前教えてください」ふぃあんま「うほうのふぃあんま、ななさいです!」
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2: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/01/06(日) 17:41:08.62 ID:1bxkfJPh0

学生の朝は早い。
ただしそれは平日の話であって、上条当麻の朝はそんなに早くない。
…筈だったのだが、補習という儀式を受けるべく、結局のところはちょっぴり早起きする羽目になってしまった。
補習連絡(ラブコール)を適当にいなし、上条はさて朝昼兼用の食事は何にしようかと悩む。
ひとまず、何かを食べなければ勉強には耐えられまい。
その前に、布団を干してしまおう。梅雨も明けてくれたことだし。
そう結論付けて布団を畳抱え、上条は行儀悪く足で窓を開ける。

?????「…うにゃ…」

上条「……え?」

思わず、上条は窓を閉めかける。
どうにか、布団を落とさずに堪えた。
何か、変なのがいる。
小さい。子供だと思われる。
何故だかは知らないか、ベランダの手すりに引っかかっている。
絶妙なバランスで引っかかっている子供は、四歳程だろうか。
細くて小さい。よく引っかかっていて、落ちてしまわないものだ、と上条は感心する。
その子供は、のろのろと顔を上げ、自分の顔を見るなり、ほっとした笑みを浮かべた。

上条「それで、何でベランダに引っかかってるんだ?」 

?????「んと、」 

上条「…」 

?????「えっと」 

上条「…」 

?????「わかんない」 

上条「」ずこー

思わずずっこけかける上条。
対して、その子供は上条をしげしげと見つめて思い出したらしい。

?????「はっ みつけたぞ、おれさまのいまじんぶれいかー!」

上条「上条さんは誰の物でもないしお前みたいなちっちゃい子から恨みを買った覚えも無いんですけど!」

パニックを堪えてノリツッコミをした上条だったが、どうやらこの幼子はマイペースらしい。
へくち、と愛らしいくしゃみをしたかと思えば、うー、と唸った。

上条「…とりあえず布団干せないし、退いてもらっても良いか?」

?????「ん」

のそのそ、と手すりを超えて、子供はベランダに入ってくる。
上条は手すり部分に丁寧に布団を干し、洗濯バサミで止める。


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