過去ログ - 京子「萌ゆる百合の花も、枯れれば醜くありけり」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:40:18.96 ID:0s1iP1/no
「嘘だ」
救急車やパトカーがやって来た騒ぎに、マンションの住人達が野次馬の如く群がった。
その喧噪はやはり、現実のものである。
まるで早回しのシネマを見るように、結衣の思考は全く追いつかなかった。
つい先程、京子を抱きしめたその腕の感触が、夜の冷たさに麻痺していく。
指先からその痺れが伝搬し、やがては全身を支配する。
視界が暗転し、何も見えなくなる。

結衣の記憶はそこで途絶えていた。





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