過去ログ - 京子「萌ゆる百合の花も、枯れれば醜くありけり」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:47:28.65 ID:0s1iP1/no
どこに向かうでもなく、ただひたすら、何かから逃げるように。
しかしその何かは、まるで真夜中の月のように、決して遠ざかりはしない。
悲しみに食い破られた胸の穿孔は、常にその少女と共にある。
それは影にも等しかった。
走り去る背中すら、後悔と侘しさの化身のようだった。



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