過去ログ - 京子「萌ゆる百合の花も、枯れれば醜くありけり」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:35:28.25 ID:0s1iP1/no
一週間前。午後7時。丁度夕飯の支度をしているところである。
京子が泊まりに来ていた。こうして一人暮らしをしている結衣の元に、ふらりと遊びにやってきては、一泊していく。
能くある、幼馴染同士。
今まで幾度となくこうしてきた。
その日も、二人でTVゲームに興じているうちにすっかり日が暮れてしまった。成り行き任せとはよく言ったもので、ほとんど予定調和の内だった。
こうしているのは、居心地がよかった。
だが、二人で時間を共有しつつも、幾ばくかの認識のずれが、結衣と京子の間にはあった。
例えば、結衣は京子を愛している。ということである。それは幼馴染としての、家族愛によく似た情だとか、そういった類のものではない。
あくまで、それは恋なのである。
京子は結衣のことをさしずめ「親友」だとでも形容するであろう。
しかし、結衣にとってみればそれを割り切ることができない。




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