過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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104: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:49:50.39 ID:xUrhGNcJ0

イチローが話すことは至ってシンプルだった。
聞こえの良いように言えば、王道。
単純にまとめてしまえば、ありきたり。
自分の好きなことがあるのなら、それに一生懸命取り組もう。
ないのなら、早く見つけよう。
そしてそれに対する努力は惜しんではならない、と。
好きなことは大抵自分の得意な分野であることが多い。
この場所で語るからには、暗に能力のことを指しているのだろう。

彼は少し間を開けて自分の幼少の頃を語りだした。
自分と野球の出会いから、数多の練習を行ってきたこと。
それでも挫折しそうになったこと。
その度に家族に助けられ、乗り越えてきたこと。
時折用意しておいた原稿に目線を向け、再び生徒達に向直る。
イチローは少しだけ全体を見渡した。
彼の眼は活き活きとした生徒達の顔を捉えていた。
これからの日本、世界、未来を担っていくこの子達に、自分の言葉が今後少しでも役に立てば嬉しい。
そう思いながら、話を続けた。




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