過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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75: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:08:29.22 ID:rNkSflO00

「では失礼して、これを付けさせていただきます」

自分の後ろにいた女性が慣れた手つきで布で目を覆った。目隠しである。

「これから私がトランプからランダムにカードを引きます。その柄を当ててください」

カードを切る音が聞こえる。視覚を奪われた今、他の感覚が通常より敏感になる。
しかしそれでは何の意味もない。見えなければカードの柄を当てるなど不可能だ。
その為の透視なのである。
だが彼は違った。長年野球に打ち込んできた自身の経験。そのために行ってきた鍛錬。
そこからたどり着いた彼の、彼だけの境地。目では分からなくても、心で捉えられるものがある。

「では、これは何でしょうか?」

「ダイヤの5ですね」

即答だった。そして女性の目は驚愕のため見開かれている。いや、その場にいる全員がそうしていた。
何故なら彼の答えは正しかったから。




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