過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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83: ◆I045Kc4ns6
2013/01/12(土) 02:13:10.69 ID:rNkSflO00

「そうですの。私の愛しのお姉様をこんなにも……こんなにも悩ませる彼には私はもう我慢ならないですの。
 私の風紀委員の活動や生活はまだいいですの。でもお姉様の苦悩の種となるのは……許さないですの!
 既にこの黒子。奴の鼻を明かす手段を考えておきましてよ?
 講演自体は止められないですけど、お姉様の最後の感想文はどうにか有耶無耶にできますの」

「……とにかく!全てはこの黒子にお任せあれ!ですの!」

それでは、と軽く会釈をして黒子は学食を出ていく。
緩やかな優しい風のようにやって来て、激しい暴風雨となって帰って行った。
何が何だか分からない。確かに御坂の悩みは本日の講演の主役、イチローのことだ。
黒子はそのことを見事当ててみせたものの、どうも勘違いしている。それも思いっきり。
自分の気持ちを落ち着かせて緊張を紐解いておきたいだけなのに。
黒子は彼の鼻を明かすと言っていた。
それだけではまるで全容が掴めない。
始業十分前のチャイムが鳴り響き、昼休みの終わりを告げる。
ろくに食事も摂れていない御坂は、先程の悩みに加え何をやらかすか分からない黒子についても頭を抱える。
その後の授業もあっという間に過ぎ、講演の時間を迎えてしまった。




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