3:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 13:30:35.62 ID:dltAFUlI0
準備万端で、村をあとにした少女は最寄りの村で
準備不足に気がついた。
この冒険、一人だけではいささかつまらないのだ。
昼間に街道を歩くのみならば、それほど魔物に襲われる心配もないのだが。
4:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 13:42:23.38 ID:dltAFUlI0
就寝していた少女だが、お約束のように外が騒がしい。
けれども少女は非常に眠たい。
「だって、夜は眠るものだって、相場が決まっているでしょう?」
「魔物が村の作物を荒らしてるらしくてね、そいつを追っ払ってる最中みたいだ」
5:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 17:46:12.84 ID:dltAFUlI0
騒音が大きくなってくる。
ぎゅっと、鞘を握り締める手に力が篭っていて。
少しどきどきしているのが自分でも分かった。
「あの……っ」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/09(水) 18:15:32.06 ID:xFd/KNzlo
期待
7:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 20:07:59.74 ID:dltAFUlI0
それでもきちんと私の体は動いてくれて。
半歩体の重心をずらすと、魔物の毛が私の頬をかすめる。
こんな感想もどうかと思うけど少しくすぐったい。
普通の動物と生きていることは変わらない。
8:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 20:30:02.33 ID:dltAFUlI0
夜を寝なかったのは致命的だと思う。
眠くて、頭が痛くて、気持ち悪くて。
あと、とても眠い。
それでも勝手をしてしまった村にいるのは居心地がいいとは言えなくて。
9:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 21:43:10.60 ID:dltAFUlI0
「冒険者さん、よくおいでくださいました」
訪れた村でやたらと歓迎された。
とにかく眠かった私は薄っぺらい愛想笑いを返すだけ。
宿屋の部屋に通されてから。
10:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/10(木) 01:04:29.98 ID:3UxZaDBa0
中書き
ヒュムノスで作られた唄はいいですね、
独自性があって。
色々と余計なことも考えますが、できる限り
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/10(木) 20:41:00.01 ID:4f4fEslbo
乙
いいね
読みやすいよ
続きが楽しみだ
12:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/11(金) 00:12:29.52 ID:7/U7tXsN0
不服そうな顔を私はしているだろう。
さも当然そうな顔で言わないで欲しい。
貴方たちの常識が私の常識とは限らないのだが。
それでも、いつの時代もどの場所も。
13:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/11(金) 00:26:41.12 ID:7/U7tXsN0
出は夜更け、ご対面は早朝だそうだ。
「こんばんは」
「貴方は不服そうな人に声を掛ける趣味が?」
「貴方も龍を狩りに?」
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