7:ほぐわーつ ◆lcJW1jB9sw[saga]
2013/01/09(水) 20:07:59.74 ID:dltAFUlI0
それでもきちんと私の体は動いてくれて。
半歩体の重心をずらすと、魔物の毛が私の頬をかすめる。
こんな感想もどうかと思うけど少しくすぐったい。
普通の動物と生きていることは変わらない。
けれども根本的に魔物は違うのだと。
その根本がなんなのかも、私の冒険では見つけられるのだろうか。
「ごめんね……?」
深く考えずに出た謝罪の言葉の後、抜刀しながらひと思いに一刀してしまう。
魔物を殺すのは何もこれが初めてではない。
かと言って、慣れている訳でもない。
うんん、慣れたくなんてないんだと思う。
私は自分に甘いことはよくわかっているのだけれども。
刀身にの汚れを拭って鞘に収めると。
勝手なことをしてごめんなさいと。
力だでしか解決出来ない自分に歯がゆさを味わいながら。
村の方に謝罪して夜が明けたのでした。
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