15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:45:08.54 ID:OAq42GrIO
同じ時に宗介は男子生徒から質問攻めにあっていた。
前はどの学校にいただとか、傷だとか、今朝の手荷物検査などだ。
「学校は都立陣代高こ、、、陣代中学だ」
「この傷は正直、よく覚えていない」
「銃器を没収されてしまったのはミスだった。あれだけの量は危険過ぎる」
正直に話してしまいそうなところを、ギリギリで誤魔化していた。
その時、視界の隅で今朝の少女ーーーー暁美ほむらーーーー
がまどかを連れ出すのが見えた。
(いかん、護衛対象を追わねば)
「みんな、すまない。少しだけ席を外すぞ」
それだけ言うと、鹿目まどかたちと話していた少女たちに声を掛ける。自己紹介の時の青髪の少女と、恐らくその友人であろう。
「初めまして、相良宗介だ。
今はクラスメイト達一人一人に挨拶をしようと思って話し掛けさせてもらった」
あたり触りのない内容で話し掛けてみる。
「あぁ、あたしは美樹さやかだよ。気軽に『さやか』って呼んでね」
「私は志筑仁美ですわ。
仁美と呼んでくださいませ」
どこか千鳥かなめを連想させるような元気に溢れた少女の美樹さやかと、どこかの令嬢なのだろう、上品な言葉使いの志筑仁美。
宗介はどこか不思議な組み合わせだと感じた。
「こちらこそ、宜しく頼む。
ところで、先程まで一緒に居た桃色の髪の女子生徒なんだが、、、」
「まどかだね。
なんか、もう一人の転校生に保健室連れてって案内を頼まれたみたいだよー」
宗介が続きをいう前に、先に聞きたい事を答えてくれた。
「そうか、すまない。助かった」
それだけ言うと、宗介は駆け足で教室を後にした。
「まどかも、転校生二人にモテモテだねぇー。ね、仁美」
「そうですわね」
仁美はそれだけ言うとにっこりと笑った。
その際に全力で廊下を駆け抜ける宗介の姿が、さやかの視界に映った
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