255: ◆Upzc6141AI[sage saga]
2013/01/28(月) 01:42:11.07 ID:civaOl4IO
結界
宗介は魔女の飛ばす車輪に苦戦していた。
(軌道は読めるが……数が多い!)
左に跳び、前に進み、上に避け、切り払う。
しかし車輪はキリがなかった。
遠距離からガン・ハウザーモードで仕留めようともしたが、それも車輪に阻まれた。
[こちらウルズ6。狙撃砲で邪魔な車輪を打ち抜いてやる。
その隙に近づけ!]
クルツからの通信。
失敗すれば直撃は免れないだろうが、宗介はこのままジリ貧よりはマシだと判断して前進する。
車輪が飛び出す。前方には3つ。
このまま進めば直撃だろう。
逆に言えば、その3つをどうにかできるならば突破は容易だ。
クルツを信じて、臆せずに進み続ける。
次の瞬間、2つの車輪が木っ端微塵になる。
だが……
[悪い!一つ撃ち漏らした!]
クルツからの悲報。
「アル、やれ!」
『ラージャ』
それを聞いて即座に反応。
<レーバテイン>から隠し腕が伸びる。
ピッ!
風切り音と共に、対戦車ヒートダガーが撃ち出される。
車輪に命中、爆散する。
『軍曹、今です!』
「わかっている!!」
確認すると、全力で駆け抜ける。
「やるぞ、アル!」
宗介の掛け声とともに「ボシュッ」と勢い良く<レーバテイン>の後頭部から放熱索が伸びた。
魔女は<レーバテイン>に車輪を飛ばす。
(これなら…!)
その車輪の全てを宗介は見切る。
切り払い、前転で避け、さらに走り大きく跳躍して魔女に飛び掛る。
「おおおおおおおお!!!!」
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