258: ◆Upzc6141AI[sage saga]
2013/01/28(月) 01:43:35.48 ID:civaOl4IO
「ごめんなさい、暁美さん。心配かけたわね。
でも、もう大丈夫」
そう言ったマミの表情は自信に満ちていた。
「あら、思っよりはやく立ち直ったわね」
少しだけほむらは呆気にとられたようだ。
「ええ、これ以上は美樹さんに負担を掛けれないですもの!」
マミはさやかの場所に向き直る。
「そう、それはよかった。
あ、ちなみに今の会話は全部テレパシーでさやかに筒抜けにしておいてあげたから」
「えっ!?」
なんて恥ずかしいものを…と思う。
「ほら、行ってらっしゃい。
こうしてる間にもさやかはピンチなのよ?」
それだけの事をしておいて、以前としてほむらは飄々としている。
「ぐぬぬ……暁美さん、覚えておく事ね……!」
それだけ言い残すと、ほむらから離れてさやかを助けに向かう。
「美樹さん、待たせたわね!後は……任せて!!」
<コダール>を射程内に捉えるとマミは叫んだ。
「悪いけど……」
巨大な大砲を目の前に二丁召喚する。
マミの代名詞「ティロ・フィナーレ」を二つ作り出したのだろう。
「守るべき人たちの為に、貴方を討つ」
言い終えると、同時に発射。
さやかは、放つ直前に射線から離れた。
二本の光の線が、<コダール>の力場を破り、両脇腹を貫いた。
この損傷ならば、機能は殆ど失われるだろう。
だが、腕は生きていた。
諦めの悪い<コダール>はマミにアサルトライフルを向ける。
「させないっ!!」
今度はさやかが急速で接近して、アサルトライフルを持つ腕を斬り飛ばす。
今度こそ、<コダール>は完全に沈黙した。
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