302: ◆Upzc6141AI[sage saga]
2013/02/14(木) 01:37:55.60 ID:4S4ynx9IO
「お、サヤカ!おはよー!」
ここまで不自然はマミ以外はなかった流れだが、かなめは異常なやけに高いテンションでぶち壊しにしてしまう。
「千鳥、それは不自然だ…」
こういった事に鈍感な宗介でさえも不自然に感じたらしい。
そして最後に……
「おはよう、さやかちゃん」
まどかの、いつもの様な挨拶。
それだけで、妙な不自然さなどなくなってしまうようにさえ思えた。
「おはよー、みんな……ってみんな早いね?どしたの?」
「みんな今さっき来たところよ」
さやかの質問に誰かがボロを出す前にほむらが答えた。
「そうなんだ。それで、今日集まったのは何かの作戦会議?」
今度は用件。
先日の対ワルプルギス作戦会議があったからなのか、さやかはまた作戦会議だと勘違いしている。
「今日は息抜きよ。魔女退治もここ最近は人数が多いから短時間で済むし」
ほむらは提案しながらもさやかを座るように促した。
さやかはそれに応じて椅子に座る。
相変わらず生活感はまるでない部屋だが、人数と賑やかさもあってかとても暖かい空間に感じられた。
「あー、そうなんだ。
でもあたし、今日は夕方から別の用事があるんだ。それまではここに居てもいいかな?」
「勿論よ」
そうは言ってみたものの、さやかの「用事」まではこれといってする事を決めていなかったのを、ほむらは後悔した。
「あ、私は紅茶を淹れてくるわね」
特にする事がなくなったマミはボロを出さないように台所へ避難する。
「マミだけじゃ持ち切れないだろ……あたしも行くけど、誰が手伝ってもらえない?」
動きが異様に硬くなっているマミを心配してなのか杏子もついて行く事にした。
「クルツ、ちょっと行ってきなさい」
マオはクルツをそのお手伝いに行かせようとする。
「はいよ、姐さん」
言われるとすぐに立ち上がり杏子に続く。
「3人じゃ足らんだろう、俺も行ってこよう」
そのままクルーゾーも台所へと姿を消していった。
「キリカ、貴女の紅茶は自分で淹れた方がいいのでは?」
「そうだね、そうしよう」
キリカの紅茶は大量にシロップを入れる物だ。
織莉子は、キリカのそれが他と混ざらないように手伝わせに行かせる。
流石に5人もいれば大丈夫だと思ったのか、立ち上がろうと腰を浮かせていた宗介は何気なく椅子に戻る。
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