331: ◆Upzc6141AI[sage saga]
2013/02/21(木) 02:26:46.80 ID:qP+0+ADIO
クルツの言葉になるほど、と思いながら宗介は沈黙。
「確かに、そうかもしれないな」
「どうした?あの子たちが不安か?」
「いや、大丈夫だ。彼女たちの強さは知っている。
それに千鳥もいるしな」
「カナメが?あの子は戦えないでしょ?」
「ああ、だが魔法少女はメンタルも大事だ。
彼女のガッツなら何とかなる気がしてな」
「『何とかなる気がする』か。
お前もだいぶ昔と比べて変わったよな」
「そうだな…変えたのは、彼女だ」
宗介はしみじみとかなめを思い浮かべた。
メリダ島の決戦。
あの時の宣戦布告を思い出し、何とも言えない気分になる。
「ま、カナメのガッツは凄いところがあるわね。
クリスマスのシージャックの時も。
あんなの普通の女子高生じゃ思いつかないね」
マオも以前の事件の数々を思い出しているようだ。
そんないつものような軽いやり取り。
「ほら、見えてきたよ、学校」
まだ戦闘の爪痕を残す校舎が三人の目に入り込む。
その校門にはすでにほむらとテッサが待機していた。
そしてその後ろには輸送ヘリの
ペイヴ・メア着陸している。
「揃ったみたいですね、それじゃあ行きましょう」
テッサの一声で全員はペイヴ・メアに乗り込んだ。
さらば見滝原。
次に訪れる時は救世主となれる事を祈って、ほむらは軽く学校へと敬礼をする。
さらば見滝原
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