過去ログ - ほむら「ラムダ・ドライバ?」
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395: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/03/21(木) 01:00:00.29 ID:/LOoZryqO
かなり強力なものだ。

ワルプルギスの進行も止まる。

だが、それだけだった。

二機の力を持ってしても押し戻せはしない。

「私だって……私だってえええええ!!!!」

ほむらのワルプルギスへの怒りは、確かな破壊衝動へと切り替わる。

その時だった。

機体の異変に気が付いたのは。

「…警告…?何よ、これ」

モニターに大量に映し出される警告。

ほむらはそれを黙読しようとするが、口から漏れ出してしまう。

「オムニ…スフィア……」

確かにそう綴られていた。

「オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉……私たちがラムダ・ドライバと言う、それ……」

頭の調子がおかしい。

ほむらはそれを自覚しながらも、今の自分を不気味な程に客観的に捉えていた。

これは、異常だ。

頭が割れそうな痛みが押し寄せる。

この警告を見た瞬間から大量の情報が頭の中に雪崩れ込んてくる。

これはきっと、ラムダ・ドライバの事なのだろう。

「オムニ・スフィアへの直接アクセス…?そんな事が私に…」

ほむらが呟いた事は現実にレナードはやってみせた。

だが、ほむらはウィスパードではない。

いくら通常よりもラムダ・ドライバが引き出せるとは言え、不可能の領域のはずだ。

しかし今のほむらは違った。

その情報量によって意識が朦朧としてしまっているからなのかもしれない。

それでもほむらは、「あぁ、やれるな」と。
単純にそう感じていた。


そう確信した瞬間に意識が覚醒する。

「……いけるわ」


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