401: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/03/21(木) 01:06:22.91 ID:/LOoZryqO
時間は戻って、見滝原
疾走。瓦礫の山となり無残な街を二機のASが駆け抜ける。
炎のようなその機体は無駄のない、プロの動きで。
色の無い、だが燃える様な怒りと情熱を宿した機体は現実的にあり得ない機動で。
「雑魚には構うな、一気に突破するぞ!」
<レーバテイン>は、嵐の中飛び交うビルを躱し、コラージュアートのような炎を消し去りながら距離を詰める。
<ベリアル>は文字通り浮遊しながら、弓を構え確実に道を阻む使い魔を撃ち抜く。
二機が進む道路。
それを妨害する使い魔は明らかに今までのものとは違ってきている。
見るからに大きい。
ASといい勝負のサイズまで肥大していた。
「流石にサイズ差を消しにきたか…!」
ワルプルギスの使い魔はどうやらこの二機の危険性を再認識したのか、街に破滅をもたらすよりも先に数を減らしてでも落とす事を優先した。
「邪魔をっ……!」
更に集中する。
ほむらは今一度、弓を引き加速する。
放つ、同時に命中。
だが致命的な一撃にはならない。
使い魔はダメージなど全く気にかける様子も、怯む様子も見せずに火球を飛ばす。
(避けられない…ならば…!)
ほむらのAS操縦技術は魔法と兼ねて運用しても、新兵に毛が生えた程度の物だ。
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