402: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/03/21(木) 01:06:56.10 ID:/LOoZryqO
だがここに来てようやく自分の戦い方がわかる。
それはまるでASでの戦闘とはかけ離れていて、生き物としての闘争本能の塊のように直進的だ。
目の前まで火球が迫る。
(盾のイメージ!)
自分の変身した姿を思い浮かべる。
固有の武器は盾。
今までに何度も、こんなコラージュアートの様な火球を防いできたのだ。
力場が目の前に生まれる。
火球はソレに接触すると、速度を失い<ベリアル>に纏わり付くように、だが防水性の材質に水が弾かれた様にそのボディには一寸足りとも触れる事は許されなかった。
(よし、上手く防げた…!)
防ぎ終えると再び使い魔に意識を戻す。
二発目を放とうとしている。
流石のほむらも二回連続は無理があるかもしれない。
先程の押し出しは無意識に近かった。
本人にウィスパードとしての力が移った事など知りはしないから。
「回避機動を…!」
ほむらが素人運転なりの覚悟を決めると。
何か破裂した様な乾いた音が聞こえた。
その次の瞬間に使い魔は蜂の巣と化す。
76mm散弾砲ボクサー。
咄嗟に名称が頭に浮かんだのは、前日までに血眼になって読み続けた資料のお陰なのなろうか。
「ありがとう、助かったわ」
「礼なら後だ、まだ続くぞ!」
先導する様に<レーバテイン>は駆ける。
目の前には更に大量の敵。
しかもご丁寧にサイズはAS級。
サイズ差のアドバンテージは失われているも同然だった。
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