404: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/03/21(木) 01:07:51.98 ID:/LOoZryqO
これがワルプルギスの本気なのだろうか。
そう思うと今までは手加減されていたのではないかと、悔しく感じた。
(今はそれどころじゃない!)
自分の心に活を入れると睨む様にモニターに視線を移す。
【支援要請容認、指定ポイントへ投下する。
着弾までのカウント5、4、3、2、1】
通信。
声はマデューカスのもので、ダナンからだ。
受信直後に迷う事なく宗介は停止。
その後ろを追う形だったほむらも停止する。
雨が降り注いだ。
実際に雨ではないソレは地面に着くと爆音と爆風と爆炎を撒き散らし、壊れた街をさらに破壊する。
強烈な赤の閃光に包まれて、ほむらは目を閉じてしまう。
「今だ、突破する!」
目を開くと<レーバテイン>は更に先へ。
道を阻む使い魔は霧散している。
「り、了解っ!」
慌ててそれに続いた。
使い魔を出され続けたらジリ貧、勝ち目は薄くなる。
それならば短期決戦に持ち込むしか無い。
使い魔が再生するよりも早く。
二人の一直線上にはワルプルギスの姿。
ワルプルギスは使い魔を出そうとはせずに、地面から離れてしまったビルを二人に目掛けて飛ばす。
飛ばされたビルはワルプルギスのコラージュアートのような炎を纏う。
二人の左右は行き止まり、逃げ場はなかった。
退いても当たるのなら回避は不可能なのだろう。
「避けられないっ、ならば!」
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