47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/11(金) 00:43:11.52 ID:rr1ChsAIO
そこで、通信が切れた。
宗介が通信機から手を離すと、3人に向き直った。
「なんだ、3人とも面識があったのか」
仏頂面で宗介が問いかける。
「こいつが道を聞くフリをして近づこうとした。
胡散臭過ぎて、一発で暴露たけど」
クルツに聞いた所をマオが答える。
「なんで鹿目ではなく暁美に?」
「お前らが学校で二人きりになってたから、何かあるんだろうって踏んだ訳さ」
つまり、学校でのやり取りは全て見られていたという事だ。
あの全面ガラス張り校舎なら外部からでも確かに丸見えである。
「やはり、防犯性がまるでない校舎だな」
的外れな感想を述べる。
「いいんじゃないか?見た所平和そうな街なんだから」
「見た所は、ね」
突然ほむらが口を開く。
「そう、魔女とかいう得体の知れない化物だっけか。
そんなもんがいるんじゃ、危なっかしい世の中だぜ」
クルツが続けた。
「そこまで聞いていたか」
「貴方の同僚なのを知ったから、彼らには貴方と同じ事を伝えたわ。
情報の違いは、実際に遭遇したかどうかの差」
髪をかき上げながらほむらが補足した。
「なっ、早速出たの!?」
話に聞いただけだと、あまり魔女は人前に現れないらしい。
それなのに転校初日に遭遇したものだからか、マオに驚かれた。
「あぁ、魔女とやらの手下だったがな。
銃で撃てば死ぬ。交戦するに当たっての問題は大してなかったぞ」
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