過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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[saga]
2013/01/12(土) 01:12:18.76 ID:DfwHrfDAO
〜Winter Fall〜
上条『初雪だー!』
食蜂『くすっ……』
上条『って、何で笑ってるんでせうか?だって初雪だぞ初雪!』
食蜂『(何かに似てると思ったらぁ、犬に似てるんだこの人)』
合格発表も終わった頃、私はまた彼と街中で出会した。雪降る学舎の園までの短い道程を、一緒に帰って。
上条『雪だるま作ろうぜ雪だるま!うひょーっ!冷てぇーっ!』
食蜂『(それから、二つ年上と思えないくらい子供っぽくて)』
だけど私は彼ほど素直に喜べなかった。彼が中学を卒業して高校に入ったら、もう住む世界が違うから。
中学生と高校生の差は大きい。同じ学区でも行動範囲や交友関係がガラッと変わる。それくらいわかる。
食蜂『あーあ……』
上条『?』
食蜂『(同じ高校力に入ったとしても、一年しかいられない)』
事実、彼は新しい男子寮に移って行き、新しい男友達や環境にも恵まれて、次第に私達は疎遠になった。
それでもいつか、やがていつかは、また彼に会えると信じてた。
上条『えと……』
そう
上条『こちらのお嬢さんは?』
あの日までは。
〜11〜
自動書記「それが、貴女がここまでやって来た理由なのですか」
食蜂「そう」
自動書記「御坂美琴を駒とし、数多の犠牲と幾多の障害を越え」
食蜂「ええ」
自動書記「“一人目の上条当麻”がどういう最期を迎えたかを知る、それだけの為にここまで来たので?」
食蜂「………………」
自動書記「まるで“悪魔”ですね。では、これより貴女を――」
食蜂「好きになさい。貴女が目覚める事でインデックスさんが目覚めるなら、私の目的力はそれでOK☆」
――そして食蜂は遂にインデックスの深層意識の最深部に到達し、館長たる『自動書記』と対峙していた。
『一人目の上条』を知る数少ない人間、御坂は電磁バリアーに阻まれて記憶を引き出す事はほぼ不可能だ。
同じく死に立ち会ったステイルや神裂はイギリスという距離の問題と、余りに強過ぎて手に負えないのだ。
インデックスもまた通常の覚醒状態では魔導書や原典に阻まれ侵入出来ない。故に千載一遇のチャンスを。
食蜂「ほらほらぁ、早くしないとバベルの図書館に“神の怒り”が落ちるわよぉ?とは言ってもぉ……」
翼(かみじょう)をなくした天使(あくま)は、見逃さない――
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