過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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13:>>1[saga]
2013/01/11(金) 23:19:00.27 ID:bpYk7R6AO
〜6〜

神裂「M4で捕捉!車種はメルセデス・ゲレンデヴァーゲン黒、ナンバープレートBD51LRSです!」

轟ッッッッッ!とインカム越しに状況説明しながら神裂率いる天草式十字凄教の一団が御坂達を追跡する。
神裂、五和、浦上、対馬がノートン・コマンドー961SEバイクに跨り霧雨の中を突っ切って来たのである。
そのスピードたるや雨粒が飛礫のように痛々しく感じるほど速く、次々四車線上を走る車の間を縫う程に。
中でも七天七刀を佩いた神裂がアクセルを全開にし、二人が乗り込んだゲレンデヴァーゲンへと併走して。

神裂「止まりなさい!学園都市側の貴女がここに来る事は――」

御坂「誰よあんた!」

神裂「天草式十字凄教、神裂火織と申します!貴女は重大な協定違反を犯そうとしています!直ちに――」

御坂「天草だか七草だか知らないけど、部外者が口出ししないでよ!私はただあいつに会いに来ただけ!」

呼び掛けて来る。直ちに停車しなければ実力行使も辞さないと。だが、それが御坂の頭に血を昇らせる。
何故自分と上条との間にだけある話に他人が首を突っ込んで来るのかと。だがいきり立つ御坂を余所に。

五和「止まって下さい!止まらなければ力づくでも止めます!」

食蜂「あらぁ、完全に包囲力の真っ只中ねぇ?でもぉ、私はぁ」

対馬「五和!!」

浦上「よけて!」

右車線から停車を呼び掛ける神裂、左車線から先槍を取り出した五和に対し、食蜂がリモコンを押す。
するとドライバーが新たな命令を受けて、ハンドルを大きく左に切り、水飛沫を上げて体当たりした!
咄嗟の出来事に目を見開く五和。併走状態からサイドミラーが折れるほどの勢いに押されて弾かれる。
五和もまた横倒しになる直前、構えた先槍で濡れた地面に火花が散るほど強く突き立てて体勢を戻し!

御坂「食蜂!!?」

食蜂「止めてみればぁ?力づくで☆こっちも力づくで通るから」

眦を決する五和へ目で笑いかけ、リモコンを構えた食蜂の命に従い運転手がオーバートップギアに入れ。

食蜂「“ よ  れ。 前  し ”」

五和「えっ」

霧雨を受けて黒光りするゲレンデヴァーゲンが五和をバイクごと吹き飛ばした。呆気ないほど躊躇なく。




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