過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
1- 20
22:>>1[saga]
2013/01/11(金) 23:31:49.81 ID:bpYk7R6AO
〜14〜

食蜂「はい♪あの五和って子の番号の逆探知よろしくぅ。あとホテル内の監視カメラのハッキングもねぇ」

御坂「(今回だけはこいつが敵に回らなくて本当に良かった)」

夜半、御坂達はピカデリーから移動してラ・メリディアン・ピカデリーという五つ星ホテルに逗留した。
泊まるにあたり、食蜂は先程広場で出会した日本人観光客の団体客をすれ違いざまに全員洗脳したのだ。
そこで18才以上20歳未満パスポートを二人分奪い、チェックインの際受付を洗脳し身分を偽って宿泊。
更にフロントに配られていた御坂の顔写真を残らず操った係員達に焼却させ、更にはパソコンを一台奪取。
電子戦に強い御坂にホテル内の監視カメラ全てを掌握させ、更には記憶を読んで入手した五和の携帯番号。

食蜂「D4」

御坂「(クイーン・ポーン・オープニング)後はどうすれば?」

食蜂「クリームティーでも飲んでればぁ?美味しいわよこれ☆」

食蜂が借りて来たガラス製のチェスでクイーンを活かすD4を指し、御坂がパソコンをから顔を上げる。
二人が向かい合っている白亜を基調としたオークルームラウンジより見渡せるメイン・ロビーからは――
32台もの監視カメラが備え付けられており、それら全てが不審者を見張る。そこで食蜂が一息吐いた。
たった今まで広げていた、ピカデリー・サーカス周辺の地図、時刻表、路線図にティーカップを置いて。
このホテルならば最寄り駅まで徒歩で約二分、走れば一分足らず、かつほぼ全ての路線が集まっている。

御坂「(どういう意味?)……ちょっと疲れたから部屋戻るわ」

チン!とティーカップの取っ手を人差し指で打ち鳴らし、焼き菓子を頬張るとスッと御坂が立ち上がり。

食蜂「嗚呼♪もう我慢力出来ないのぉ?“あなた”ったらぁ☆」

御坂「誰があなたよ!新婚旅行じゃないってベタベタすんな!」

御坂と腕組みして専用エレベーターと独立フロアを持つエグゼクティブ・ジュニア・スイートへと向かう。
エレベーターの鍵を持つ係員は洗脳済み、追っ手が一般客に紛れても、独立フロアに入ってさえ来れない。

――女王蜂の巣のように、女郎蜘蛛の巣のように――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
165Res/236.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice