過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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[saga]
2013/01/11(金) 23:35:36.98 ID:bpYk7R6AO
〜16〜
食蜂「そう言えばぁ」
御坂「何よ」
食蜂「貴女と上条さんもぉ、こんなところでお食事したりしたぁ?あらぁ、意外とイケるじゃないこれ」
御坂「あいつと?ないない!だって、二人で入ったお店なんて、ファミレスのジョセフくらいしか……」
ナイトブルーに輝く街の灯りに学園都市を思い出しながら御坂と食蜂はテラスレストランで向かい合う。
丁度御坂がトマトスープとマスカルポーネの、皮まで甘い酸味と濃厚なチーズの味わいに舌鼓を打ち――
食蜂が兎のテリーヌとフォワグラムース&ピスタチオブレッドのトーストを齧りながら聞いて来たのだ。
出会ってから半年、付き合ってから半月に満たない御坂と上条の蜜月を。どこか真摯な眼差しを向けて。
それが上条の名前を出されて痛むより早く御坂の胸を打った。こういう顔もするんだ、と少し見直して。
御坂「あいつ、いつもお金無くてさ。公園で水飲んで空きっ腹満たしてる所なんて見てたら可哀想でね」
食蜂「うん」
御坂「一回だけ、料理作ってあげた事あんの。このトマトスープみたいなのと一緒にパスタも作ってさ」
食蜂「………………」
御坂「冷蔵庫に残ってた材料かき集めて作っただけなのに、泣いて喜んでたな。安い男だった、本当に」
そこで御坂も話して行く内に、次第に心の整理のようなものの、取っ掛かりが見えたような気がして……
向かい合う食蜂がファーマーシェイプのマトンとラムのグリルを綺麗に切り分けて口に運びながら頷く。
ジュワッ!と舌に広がる肉汁が熱いのか口を開く事はないが、目が続きを促している。それはまるで――
御坂「――あー、この茄子のソースちょっと辛い。涙出て来た」
食蜂「………………」
御坂「後はゲーセンでカーレースしたり遊園地行ったり。本当にそんなもんよ。特別な事は何もないわ」
レストラン内に並ぶ石柱にかかる、十字架を思わせる窓枠の影と相俟って、それは死した者を語るよう。
御坂もまた、ラムの蒸し焼きに茄子のソースを口に運びつつ、目尻を拭いながら思う。自分は上条を――
自分を捨て、インデックスへ走った上条を、心の底から憎む事が出来ない自分を再確認して安堵した。が
食蜂「……相変わらずねぇ」
……相対する食蜂の笑みに影が落ちたのは、光の加減か否か――
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