過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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37:>>1[saga]
2013/01/11(金) 23:49:23.88 ID:bpYk7R6AO
〜24〜

アニェーゼ「上!?」

―――――“0”―――――

グランドフロアを意味する0階に点灯表示されると同時に、エレベーターの天蓋を開けて御坂が着地し。

ルチア「しまっ……」

―――――“1”―――――

そこで気付く。非常用であるが故に狭く小さいエレベーター内ではルチアが車輪を爆発させられないと。
もし炸裂させたならばアニェーゼやアンジェレネまで巻き込んでしまうと言うまさに一瞬の迷いごと――

御坂「ふっ!」

ルチア「!?」

―――――“2”―――――

アニェーゼ「アンジェレネ!」

―――――“3”―――――

御坂の紫電を纏わせた掌底がルチアの鳩尾を打ち抜き、失神させる。だがそれはルチアのみならず――
硬貨袋を猛禽類の狩りのように飛ばして戦うアンジェレネに取っても、エレベーター内は鳥籠同然で。

御坂「ごめん!」

アンジェレネ「(バリツ!?)」

―――――“4”―――――

ルチアが倒れた刹那、身を竦ませたアンジェレネの手首を取って足を払い、ガン!と投げ、叩きつける。
後頭部を壁に打ちつけて、ガクンと気絶するアンジェレネ。ここに至るまで僅か三秒足らずの電撃戦……
事前にエレベーターの速度を最高にまで調節した筐体はグングン上昇し、そこでアニェーゼが蓮の杖を!

アニェーゼ「――よくも二人をやってくれやがりましたね!!」

―――――“5”―――――

振りかぶり、薙ぎ払おうとしてガツンと手すりに当たり、勢いを殺された杖を御坂が頭を下げてかわす!
密室における長物の取り回しの困難さは棒術を修めた者でさえ避けるという。しかし御坂はそこから――

御坂「(やるしかない!)」

アニェーゼ「ぐはっ!!?」

―――――“6”―――――

折り畳んだ右肘でアニェーゼの顎をかちあげ、勢いもそのままに左バックハンドブローでこめかみを

アニェーゼ「があっ!!?」

―――――“7”―――――

打ち抜き、アニェーゼは目蓋の裏に火花が散り、蹈鞴を踏んで眦を決したところでハッと我に返った

アニェーゼ「(いない!?)」

―――――“E”―――――

次の瞬間、密室にあって御坂の姿が忽然と消え、扉が開いて――




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