6:絶ゴミ005 ◆59WingzUMY[sage:saga]
2013/01/12(土) 12:45:08.04 ID:zcq42nJF0
テレポートをして出た先が、管理官・蕾見不二子(つぼみふじこ)
の部屋のゴミ箱だったからだ。
「あら? 皆本くん、夜這いに来てくれたのかしら?」
ナイトガウンに身を包んだ、巨乳白髪の女性が皆本に声をかける。
「ち、違います! 元HCIAのエスパーを連れてきただけで――」
皆本はあわてて女性に弁明をする。
「夜這いどころか真昼間よ」
(すげーナイスバディ)
由羅がつぶやき、たむろは女性を凝視した。
その女性は皆本の横にいる二人に視線を移した。
「ふーん。あなたたちがコメリカで訓練を積んだ、HCIAのエスパーね」
「ああ。そうだけど……」
「あなたは誰?」
たむろと由羅はいぶかしげにたずねた。皆本が敬語を使っているということは
偉い人なのだろうが、外見はどう見ても20代、しかも昼間っから部屋にこもって
お休み中。とても重大な責任を預かっている人間には思えなかった。
「あたしは蕾見不二子、バベルの管理官よ」
ウインクをして、不二子は自己紹介をした。
「管理官?」
聞きなれない役職名に、二人は戸惑う。
「えーと、一応バベルで一番偉い人」
皆本は小声でたむろと由羅に言った。
「五味たむろです」
「炎上寺由羅です」
一番偉い人と言われたので、とりあえず二人とも敬語を使った。
「うんうん、かわいい子たちね」
不二子は満足げにうなずいた。
「でも、どうしてこんな所にテレポートを?」
自己紹介が終わったところで皆本がたずねた。
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