過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 豊音「4本場だよー」
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128: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/13(日) 18:59:34.89 ID:Itsf4tojo



京太郎「……」

豊音「〜♪」


家でペットを飼ってる人。

そんな人は経験あると思う。

自分の後ろをついてくるペットの姿とか、そういうのだ。

今、俺の中にある感情はそれと非常に似通っていた。

前を行く俺。

後ろに続く豊音さん。

ちょっとした買い物ついでの散歩だったのだけど、なんでこうなってるのだろうか。

いや、何で着いてきてるんですか、と聞いてもいいんだ。

良いんだけど……。


豊音「あれ、どうしたのー?」

京太郎「何でもないっす!」

豊音「そうなのー?」


……なんといいますか。

『何で着いてきてるんですか』と聞いたらすっごい悲しそうな顔する。

そんな確信があるのだ。

だから俺は口に出さず、何も言わない。

豊音さんも当然、何も言わない。

ただ、そんな無言はどうにも長く続かないものだ。

気づけば、俺は豊音さんと並んで歩いている。

会話を少し交えつつ。

例えば好きなものとか。

身の回りのこととか。

そんな単純なこと。

そもそも、会話なんてものは話題となるものがあって、共感や理解があれば続くものだ。

気づけば、結構話し込んでいたような気もする。

笑って、すっきりもしたような気がする。

よし、と俺。

意識を切り替えて、行こう。

明後日から、個人戦が始まるのだから。

俺にやれること。

それをやっていこう。





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