過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 豊音「4本場だよー」
1- 20
317: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/13(日) 20:36:10.65 ID:Itsf4tojo



『試合、終了――――!!』

京太郎「………終わり、ましたね」

胡桃「そうだね」

塞「ああ、そうだね……」


テレビの前。

俺は無言でその結果を瞳に映す。

終わり。

全国団体。

それが今、終わった。

今、それを見ているのは俺と鹿倉先輩、臼沢部長だ。

妙な無言。

そんな空気がそこにはあった。

鹿倉先輩を見る。

何時も通りの表情。

そこには、でも、確かに。

一瞬の悲しみがあった。

多分。

それは、あの舞台に立てなかった。

そういう後悔もあるんだろうか。

俺はあまり見ないようにする。

少し、何かをこするような。

そんな音が聞こえたのだ。

ただ、それは直ぐに止まる。

椅子から降りる音。

それに俺と臼沢部長が視線を向ける。

何処に。

そう問う。

鹿倉先輩は背中を向けたまま。

振り返らず、少し震えた声で、言った。


胡桃「飲み物、買ってくるよ」

京太郎「………分かりました」

胡桃「うん、二人とも待っててね」


先輩が出て行く。

がちゃん。

そういう音がして、ドアのロックが自動で降りた。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/160.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice