過去ログ - ハルユキ「これが……『未元物質』?」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 03:30:36.59 ID:UycjHLRp0

 黒雪姫はチラリと横に目をやる。

 ハルユキならそれだけでドキッとしてしまいそうなものだが、そこは年上の貫録
(といってもまだ高校生だが)か、相変わらずフウコは微笑を浮かべたまま表情を
崩さない。

「私達は待ってたのよ、ずっと。いつになったらあなたが頼ってくれるのかなぁと
思いながら。でも待てども待てども音沙汰なし。そんなに信頼できない? ねえさ
っちゃん」

「うぅ……」

 まるで詰将棋だ。

 残念そうなフウコの顔を見て、ハルユキはそんな風に感じた。

 彼女たちにその気はないのかもしれないが、年上二人にこんな風に迫られるとも
う何を言っても見苦しい言い訳にしか聞こえないきがする。

 仮に、何も事情を知らない第三者がこの場面を見れば、大多数がハルユキに非難
の目を向けるだろう。

 先輩方を困らせやがって! と詰め寄ってくる熱血漢がいるかもしれない。

(違うのに……)

 気まずさから更に視線が下がり、目の奥が熱い液体で潤い始めた時だった。


【UI>でも、それなら私達にも非があるのです】


 唐突に出された助け舟。



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