過去ログ - 東方仮面変身祭―――さぁ、ショータイムだ―――
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36: ◆bdznns9h.Moa[saga]
2013/02/04(月) 21:03:17.59 ID:eT9skUhG0



成虫ワーム「!」



ワームは驚愕した

攻撃が受け止められ反撃されたよりも、目の前にいるライダーが自分の姿を認識し、しかも自分の動きについてきていることに

クロックアップした者にとって世界は全てが遅すぎる。それこそ、雨が降っていても粒の形がはっきり分かるし、たった今落下している物
など綿毛が落ちるよりも遅く感じるほどに。この世界はワームの限られた者みが存在できる世界だった。この世界に入った自分は圧倒的存在でまさに無敵

だが、今目の前にいるライダーはその世界に堂々と立っていた。この世界はワームの物のはずなのに、なぜ?

訳が分からないままに攻撃をしてもライダーにはいなされてかすりもせず、蹴り上げた足はライダーの上げた片足で防がれ、脇腹に拳を叩き込まれる



???「フッ!ハッ!!」



ライダーは続けて左右から連続のパンチと膝蹴りを打ち、間を空けてハイキックでワームを吹き飛ばし。ワームは壁に叩きつけられ、地面に倒れ伏す



成虫ワーム「…mnvih……kkowi!」



痛みに震えながら立ち上がるとライダーは背中を向けて慧音の元へと歩いていた。堂々というよりは、悠々と誰にも認識される事もない
世界を、己ただ一人の物のように歩いていた



成虫ワーム「nceur!!」



すぐさまワームは立ち上がりライダーに襲い掛かる。相手はどう見ても隙だらけ。このチャンスを逃すわけにはいかなかった


                          【Clock Over】


同時に、ライダーとワームの世界が終わりを告げ、元の世界へと戻った

ワームは背を向けたままのライダーに飛び掛り、腕を大きく振り上げる



成虫ワーム「niuer!!!!!」



その瞬間、慧音の元へ投げた武器を掴み取ったライダーは銃の形に切り替え、背面撃ちでワームに弾丸を浴びせる

空中で撃墜されたワームは全身を地面に打ちつける



慧音「え?……一体何が!?」

にとり『(やっぱり……)』



慧音やにとりにとっては一瞬の出来事。いや、認識すら出来無い時間を過ごしたライダーとワームの姿に驚く事しか出来無い

武器をこちらに投げてきたかと思えば一瞬姿を消したライダーが掴み取り、いつの間にか空中にいたワームをこちらを向いたままで
迎撃していたのだから






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