過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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245: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/16(水) 01:08:31.93 ID:TsFVvSZ40
京太郎「……あのなぁ」

京太郎「ここ、クラスだぜ？」

桃子「……っすね」

桃子「それの何がいけないっすか？」

京太郎「……モモのそのラブラブオーラが強すぎて、皆こっちを気にしてるぜ」

桃子「……っすね」

桃子「それの何がいけないっすか？」

桃子「京ちゃんは、不特定多数の一般人と特定個人の私と」

桃子「どっちが大切っすか？」

京太郎「……そりゃ」

桃子「っすよね？」

答える前に、彼女はニコリと笑った。

まるで確信しているようだ太。

……確かにそう答えようとしたけれど。

桃子「ほら、それならいいじゃないっすか！」

桃子「折角作ったっす、食べてもらわなきゃ弁当さんも泣くっすし」

桃子「私も悲しいっすよ」

京太郎「……」

京太郎「……ハイペースに食べなきゃな」

桃子「5時間目なんて受けなきゃいいじゃないっすか」

京太郎「いや、さすがにそれは……」

桃子「冗談っすよ！」

くすり、と笑ってモモは弁当箱を開ける。

……流石に一人ずつ食べることを考慮してか、大きさだけは小さい。

『足りるか？』といわれたら『……多分』と答えるくらいの量しか入らない、長さが限界まで伸ばした人差し指と小指の間くらいの大きさ。

その弁当箱の……俺の方をまずあける。

……恋人の弁当と想像して、どんなものを予想するだろうか。

タコさんウインナーだったり、『京ちゃんLOVE』とか書かれたご飯だったり。

きっとそういうものだろう。

京太郎「……これは？」

しかし、これは。

桃子「えへへっ」

桃子「『私』っす！」

器用に作られた、モモの……所謂キャラ弁だった。

海苔やらハムやらを使って、モモの顔が作られていた。

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