過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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257: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/16(水) 01:15:42.04 ID:TsFVvSZ40
そんなにいっぺんに訂正が来るとは思わなかったよ、ありがとうございます！

桃子「タイトルは『THE・私』！」

京太郎「……お、おう」

思わず一歩引いてしまう。

いや、引かざるを得ないだろう。

怖いよ。

なんかもう、怖いよ。

桃子「えへへっ、京ちゃん！」

桃子「私をた・べ・て？」

京太郎「使いどころがすごい違う気がするんだが」

桃子「あってるっすよ」

桃子「京ちゃんは『私』を口に入れて、そのまま体の中に入れて、全身にその栄養をいきわたらせるっす」

桃子「何が間違ってるっすか？」

京太郎「……」

ちらちら、とこちらを見ていたギャラリーが完全に消えていた。

というか、少しずつ離れていた。

ガリガリ、と椅子と机が動く音が聞こえる。

桃子「さ、京ちゃん」

そんなこと気にも留めず、迷い無くモモはその弁当に箸を突き刺す。

そして、顔を崩して、俺の顔にそれを近づける。

桃子「あーん」

京太郎「……あ、あーん」

もぐもぐ、と租借。

……美味しい。

美味しいのだけど。

桃子「……ふふっ」

桃子「私が、京ちゃんの中に入ったっす……」

京太郎「……その紛らわしい言い方やめてもらえませんか！？」

桃子「何も間違ってないっすよ？」

京太郎「いや……何も間違ってないのかもしれないけどさ……」

桃子「ほら、第二陣っす！」

ぐちゃ、と顔がつぶれる。

桃子「あーん」

京太郎「あーん」

それに関しては、何も思わないのだろうか。

何も思わないだろう。

桃子「えへ……えへへっ！」

こんなにも、幸せそうに笑っているのだから。

……弁当の内容にさえ目を瞑れば。

俺だって、幸せだ。

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