過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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27: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/14(月) 01:54:12.85 ID:hPG4sFUP0
京太郎「だから――」

桃子「いや、いや！」

桃子「言い訳なんか聞きたくないっす！」

桃子「だって、事実じゃないっすか！」

桃子「加治木先輩と二人っきりになったじゃないっすか！」

桃子「インターホン押したって、誰も出ないし！」

桃子「何してたっすか！」

桃子「そんなにいえないっすか！？」

桃子「そんなに言いたくないっすか！？」

京太郎「……だから、本当だって」

桃子「私だって！」

桃子「私だって信じたいっすよ！」

桃子「京ちゃんだもん、京ちゃんっすもん！」

桃子「京ちゃんを全て受け止めたい、京ちゃんを全部信じたいっすよ！」

桃子「でも、だって、でも、でもっ！」

桃子「全部事実じゃないっすかぁっ！」

叫ぶ。

近隣住宅に……もしかしたら、その辺の家にまで聞こえているんじゃないだろうか。

もしかしたら、そこから、ゆみ先輩が見つめているんじゃないだろうか。

見られているのか。

桃子「私だって、私だって！」

桃子「……ねぇ、京ちゃん、本当のこといってくださいっす！」

京太郎「だから――」

桃子「……じゃあ、もう本当のこといわなくてもいいっすから！」

桃子「もう魔法少女ごっこが本当ってことでいいっすからぁっ！」

耳がキーンとするような大きな声で彼女は泣き叫ぶ。

ざぁざぁ、と降る雨がないようだ。

桃子「別に、いいっすから、だから京ちゃん、きょうちゃぁんっ！」

ぎゅぅ、と締め付ける力がいっそう強くなる

桃子「私を捨てないで！」

桃子「一人にしないでくださいっす！」

桃子「何があっても、どんなことがあっても、絶対、絶対に！」

桃子「私を捨てないでっす！」

京太郎「……ごめん」

桃子「どれだけ、不安で、心配で……っく！」

桃子「私、こんな、京ちゃんのこと好き、なのにっ！」

桃子「ふぇ……わああぁんっ！」

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