過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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378:言ってほしくない→行ってほしくない ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/16(水) 23:42:10.11 ID:TsFVvSZ40
京太郎「……さて」

桃子「……」

京太郎「腕を離してくれませんか」

桃子「……私はコアラ、私はコアラ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

京太郎「暗示をかけるな」

桃子「だってだって、離れるって予想以上に辛いものっすよ！」

桃子「校門出たときからずっとそうなるってわかってたのに……」

京太郎「……別に今生の別れってわけじゃないだろ？」

桃子「そうっすけど！」

桃子「でも、京ちゃんが隣にいないことは私にとって死活問題っす！」

桃子「今が3時くらいだから……あと半日以上も京ちゃんが傍にいないっすよ！？」

桃子「どうして我慢できるだろうか、いや、我慢できない！」

京太郎「威張るな」

京太郎「……はぁ」

桃子「む、溜息とは心外っすね」

桃子「こんなにも可愛い私がこんなにも可愛いことを言ってるのに！」

京太郎「……知ってるかモモ」

京太郎「いいすぎると、人間なれるんだぜ？」

桃子「……つまり？」

京太郎「このままずっとくっついてるとマンネリ化するだろ？」

京太郎「だから、一旦距離を離れて、お互いに愛をはぐくんでおこうって事だよ」

桃子「……おぉ」

桃子「京ちゃん格好いいっす！」

桃子「愛の伝道師、京太郎っす！」

京太郎「その二つ名は恥ずかしいからやめてくれ」

桃子「京ちゃんならなんだって格好いいっすよ？」

京太郎「そりゃ、嬉しいけどさ」

京太郎「つーわけで、離れてくれ」

桃子「……はぁい」

京太郎「それじゃ、またな」

桃子「……ん」

目に見えて暗くなりながらモモは歩き出した。

俺も歩き出す。

……ふと目を向けると、彼女もこちらを向いている。

ニコリと微笑み、俺に手を振って、そしてまた暗くなりながら歩く。

……いつまでも見ているわけにも行かないので、今度こそ前を向いて。

もうそちらを見ずに、歩き出した。

>>382
3の倍数で……？

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