過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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566: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/21(月) 16:10:33.85 ID:f7SuNjkW0
エイスリン「！」

エイスリン「クルミ、イタ！」

胡桃「しーっ！」

胡桃「静かにしなきゃだめだよ、エイちゃん！」

その少し後ろ。

目立つ金髪を追う二人の少女。

エイスリン「デモ、オニゴッコ……」

胡桃「あ、え、えーっと……」

胡桃「……そ、そう！」

胡桃「この鬼ごっこは相手に気がつかれずに触らないといけないの！」

エイスリン「！」

苦し紛れのいいわけだったが、エイスリンは納得したように手を叩いた。

だから静かに、と注意してもう一度胡桃は前方の少年に眼を向ける。

京太郎「～♪」

随分と楽しそうに少年は歩いていた。

たしか、目的は山に食料を採りに来た――だったはずだが、おかしなことにあたりを見回したりして探すこともしない。

胡桃「……」

そんな彼をどうして不審に思わないことがあるだろうか。

自分達にはそういう理由を伝えて出かけているのだから。

――私達を放っておいてでも優先したいことがあるのだろうか。

エイスリン「ソレジャ、サワル……」

胡桃「エイちゃん、だめ！」

エイスリン「！？」

胡桃「えっと……そ、そう、気がつかれないように、そして近づかないようにしながら京太郎に触れないといけないの！」

エイスリン「！？……？」

エイスリン「チカヅク……ダメ……サワル……」

エイスリン「？……！？」

胡桃「……」

――ちょっと変なこと言い過ぎた、かな？

しかし、彼に気がつかれてはならないのだから、仕方が無い。

そう言い聞かせて胡桃はもう一度少年に眼を向け。

エイスリンと共に一定の距離を保ったまま歩き始めた。

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