過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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881: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/24(木) 22:35:57.29 ID:2+THEUTc0
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京太郎「……えっと」

どうしてこうなった。

ロッカーを一つはさんで、服を一枚一枚脱いでいく。

衣擦れの音が二つ。

このロッカーさえ乗り越えれば、宥さんの裸が――。

京太郎「……いやいや」

ぶるんぶるんと首を振って雑念を捨てる。

宥さんがどうして誘ってくれたのかはわからないけど。

……本当に一向にわからないけれど。

でも、ほら、一応信頼の上、なわけだろうし。

まさかそんな、姑息な変態のような真似ができるわけ無いよなあ。

宥「……」

向こう側の声は聞こえない。

同じように独り言を呟いたりしているのだろうか。

……ああ、もう、意識するな、俺。

余計恥ずかしくなるんだから。

京太郎「……っと」

着替え終わった。

真っ裸、こんな姿宥さんに見られたあかつきには。

……あかつきには？

宥「えっと……きょ、京太郎君、着替え終わった？」

京太郎「あ、はい、一応！」

宥「それじゃ、いこっか」

京太郎「了解です」

前をタオルで隠しながら温泉へと向かう。

丁度同じような歩幅だったらしく、ロッカーの隔てりがなくなったとき、丁度左側に宥さんがいた。

温室育ちとでもいいたげな真っ白い肌。

……まあ、あんなに服に包まってたらそりゃ白いままでしょうとも。

宥「……あまり、見られると恥ずかしい……な」

京太郎「ああ、すいません！」

宥「……」

京太郎「……」

なんとなく気まずい思いを感じながら、そのまま並んで歩き続けた。

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