過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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884:皇帝→肯定 ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/24(木) 22:39:52.67 ID:2+THEUTc0
宥「京太郎君といると、ね、あったかいの」

ただ、今回ばかりはニュアンスが違った。

おっとりとした瞳は、じぃ、と俺を見つめている。

いつもとかわらなそうで、少しだけ違う。

宥「体の奥からね、こう……ぽわ～ってするの」

宥「だから、こうして一緒に入ってるとね、いっぱいいっぱいぽわ～ってして」

宥「ふふ……幸せ」

微笑む。

どこか、震えているようにも見えた。

京太郎「宥さん……」

宥「あったかいね、京太郎君」

ぎゅぅ、と手を握る強さがいっそう強くなった。

まるで、お気に入りのぬいぐるみを話したくない、と言った風な。

柔らかくて、もちもちとしてて、でもすべすべな、宥さんの手の平が俺を包む。

しかし、どこか震えている。

こんなにも暖かいのに。

京太郎「……」

宥「……あったか～い」

不安なのだろうか。

何かを紛らすように宥さんは呟く。

けれど、震えている。

彼女を安心させるには。

震えをとめるには。

京太郎「……宥さん」

宥「ん？」

京太郎「もう少し熱いところに行きませんか？」

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