過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー！」【鶴賀】

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932: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/01/26(土) 00:12:58.39 ID:nHCFhJ/90
咲「とっ、友達の友達になんて目を向けてるの！？」

京太郎「男の子は常々欲求にしたがって生きているのです！」

京太郎「だから俺は悪くない、おもちを見つめることなんて悪いことじゃない！」

咲「京ちゃんこそこんな街中でそんなこと叫ばないでよ！？」

またもや、何人かがちらり、とこちらを向く。

……何人か、同類がいたような気もした。

京太郎「……まあ、何はともあれ」

京太郎「よかったな」

咲「うんっ！」

咲「それとね、えっと……京ちゃんが麻雀でも一緒にしようっていうから、麻雀部に入ってみたんだけど……」

京太郎「……ど？」

咲「か……」

京太郎「か……」

咲「感動されました」

京太郎「勘当……！？」

咲「あっ、追い出されるほうじゃないよ！」

咲「そうじゃなくてね、泣きながら私を歓迎してくれたの」

咲「これで人数足りる――って」

京太郎「……いまいちよくわかんねーけど」

京太郎「とりあえず、いい部活だったんだな？」

咲「うんっ！」

咲「和ちゃんも一緒の部活だったから、もっともっと楽しくて！」

咲「ふふっ……本当、楽しくて」

咲「麻雀が楽しかったのって、久しぶりなんだよ？」

京太郎「……」

京太郎「……あれ、もしかして経験者でらっしゃいますか？」

咲「えへんっ！」

京太郎「馬鹿な……あることないこと教えて錯乱させようとする作戦が……」

咲「なんてことしようとしてるの！？」

京太郎「や、冗談だよ」

京太郎「……で、ほかには？」

咲「あっと、えっと――！」

……しばらく、咲の話が続いた。

どんなことでも面白そうに、おかしそうに話す咲を見て、ああよかった、と安堵する。

……なんていうか、兄みたいな心境だった。

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