過去ログ - 京太郎「俺のサクセスストーリー」
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45: ◆NZD.UFKqaQTc[saga]
2013/01/19(土) 19:21:58.66 ID:YNUxZxmV0
――お。咲も和も優希も同じクラスじゃねえか。
こんな偶然あるものなんだな。これから一年よろしくな、三人とも。

「ええ、よろしくお願いします」

「今日はどうせ午前あがりだから、早く部室に行くじぇ!」

「一年生、何人入ってくれるかなぁ?」

どうだろうなあ。俺が久しぶりに雑用根性発揮して学校中に宣伝チラシ貼り付けてきたから、
それなりの人数は来てくれると思うんだけど……あ、染谷先輩。新入部員、来てましたか?

「おう、丁度ええところにおったわ……すまん、今から外せん用が出来てな。一年生の相手を頼めるか?」

「女子は六人、男子は四人。期待以上の人数が来たからの。逃がすなよ?」


まあ、そんなわけで期待に胸を膨らませつつ俺達は部室に向かった――のだが。

「新入部員の皆、おはようさん。部長は用があって学生議会のほうに顔を出してるそうなので、俺が仕切らせてもらうよ」

……なんで俺が仕切ることになってるんだよ。
いや、分かるけど。咲と優希に仕切りなんて出来るわけないし、和がやるとちょっと堅過ぎて新入りはビビるだろうけどさ。
でも緊張するだろ、そりゃ。

「知ってのとおりウチの女子は去年、団体戦で日本一になりました。しかし男子は俺だけ、女子部員も数が少ない」

「勿論女子部員は連覇を目指していますが、決して君達に厳しい居残り練習や朝練なんかを強要するつもりはありません」

「あくまで麻雀を楽しみ、そのうえで勝利を目指す。それがウチの目標です。あと個人的に男子が四人入ってくれて嬉しいです」

「それでは長話もアレなので、実際に打ってみましょう」

……はー。緊張した。
よし、男子部員集まってくれ。悪いけど自動卓は一つしかないんで、男子はとりあえず手積みな。

「なんか須賀先輩って威厳ないっつーか、アレっすね」

「現時点で既に尻に敷かれてそうな感じしますね」

「こら、先輩に失礼だろっ。すみません先輩」

あー。いいよいいよ、俺が麻雀部の中で一番弱いのは事実だしね。
まあ入部祝いってことで、俺に勝てたら学食の新メニュー奢ってやるよ。

「うっひょー、先輩太っ腹!」

おうおう敬え敬え。
意地でも負けてやんねーけどな。


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