過去ログ - 京太郎「俺のサクセスストーリー」
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556: ◆NZD.UFKqaQTc[saga]
2013/02/20(水) 19:29:58.35 ID:cpjzzPHT0
●部活動の様子を後輩視点で

「はいっ、集合!」

須賀先輩がぱんぱんと手を叩く。
竹井先輩を真似たらしい練習開始の合図だ。

「今日は一年組はひたすら特打ち。和は半荘ごとに指導を頼む。咲と優希はネト麻。今日のノルマは半荘5回な」

「んで俺は学生議会言って部費の話した後、備品の買い出し行ってくるわ」

いや、須賀先輩! 部長に買い出しに行かせるわけにはいきませんよ!
俺らで分担して行ってきますって、買い出しくらい。

「ばーか、練習が必要なのはお前らだろ? 集中モードの俺から直撃の一回でも取ってから言うんだな」

ぐぐぅっ。
そう言われると反論できないんですけど!

「いーじゃん、せっかく京太郎さんが行くって言ってくれてんだし甘えようぜ」

全く、お前らはなぁ……。
分かりました。けど先輩、明日は俺と打ってください。

「わーったわーった。ほいじゃ練習開始っ」

不真面目だからではないことは知ってるけど、須賀先輩はこうして練習を抜けることが多い気がする。
俺達のためを思ってやってくれていることだとは分かっても、なんとなく納得がいかない。
先輩にとっても次のインターハイが最後なのに、こんな調子でいいんだろうか。

……俺が須賀先輩が自宅でネット麻雀とスカイプを駆使して原村先輩と個人練習に勤しんでいるのを知るのは、
これからもう少ししばらく先のことだった。なんというか、もう、うん。
双子じゃないけど、いい加減くっついてくれないかなこの二人。


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