過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 霞「7本場ね」
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36: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/15(火) 23:48:43.66 ID:7+z1SiV1o


壊れたオルゴールのように。

何度も小蒔さんは謝罪を繰り返す。

逆に俺が冷静を取り戻すほどに。

小蒔さんのその姿は、凄惨に満ちていた。


京太郎「小蒔、さん……」

小蒔「ひっ!」ビクッ


俺が声をかけるだけ。

それだけで、深く恐怖に沈んだ瞳から涙が零れる。


小蒔「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!京太郎様に、ちゃんと結果を見せるって―――!」

京太郎「小蒔さん!!」

小蒔「――――ッ!!!」


俺が肩を抱き、声を上げる。

声が、止まる。

涙も止まる。

がくり。

力が、急激に抜けた。

慌てて俺が小蒔さんを支える。

抱き上げた、その瞬間。

小さく。

かすれた声が、俺の耳だけに届いた。


小蒔「ごめ、んね――――京、ちゃん……」

京太郎「え?」


今、なんて?

俺はそれを問いかけようとして、それが出来ないことを知る。

小さく、泣きつかれた子供が眠ってしまうように。

寝息を立てて、小蒔さんは寝てしまっていた。


京太郎「………ああくそ、何なんだよ畜生…」


がしがしと、俺は頭をかく。

とりあえず落ち着いてくれたのだ、それでいいだろう。

しかし、今の問題は……。


警備員1「君、ちょっと来てくれるかな?」ニコッ

警備員2「大丈夫、抵抗しなければ何もしない」


…………ああっ、不幸だ。





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