過去ログ - 勇者「この世界を救う価値があるのか……?」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/16(水) 09:04:05.93 ID:D714+SWZo

「――――――――――」

「く、黒騎士さん!! おちょくらないでください!」

「きゃはははは! たしかに! たしかに!」

「……何で私以外の四天王は馬鹿ばかりなのか」

「否――、四天王とは本来そう言うものだ
 魔物の群れを統率するのなら、正気ではいられん」


騒ぎ出す会議室。まとまらない会話。
何処の世界でも会議なんてそんなものなのかもしれないが。
こめかみを抑える魔王の裾をチョイチョイ、と勇者が引っ張る。

「なぁなぁ、魔王。こいつらはいつもこんななのか」

「そうや……こんなモンや。
 お前にこいつらを総べる自身があるんか?」

「ないな」

自信満々にそう答える勇者。
腕を組んでおり、魔王以上に様になっている。

「ほな、どうする気や」

「秘書を雇う」

「こんな混沌を制御できる奴なんておるかい」

「いるじゃないか、目の前にキチンとした実績がある奴が一人」

「やめてくれませんかねぇ……」

ケタケタと甲高く笑う勇者を見て、更にこめかみが痛くなる魔王。
しかしふと笑い声を止め、一つの疑問を勇者は魔王に投げかけた

「なんでこいつら全員浴衣なんだ……?」

「うちでくつろぐときは大体こうや」


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