過去ログ - 眠り姫をおぶって山登りはキツい。
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13: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/01/17(木) 02:30:50.75 ID:ImpwMRpT0
彼女はいつまで寝てるのだろう。
再び女さんを背負って考える。

彼女はいつまでも寝てるのだろうか。
足を踏み出して考える。

彼女と話すことはもう叶わないのだろうか。
絨毯を見詰めて考える。

僕が眠ればまた会えるのだろうか。
青い光に包まれた。


世界が急速に反転する。
青空が下に。雲が上に。

僕を眠りに誘う力は強かった。
彼女を起こすには至らなかった。

いつまでも眠る女さん。
それなら僕も眠ればいいだけ。

雲の絨毯に突っ込んで。
青い光が遠ざかる。

次に女さんと会った時は。
一度でいいからまともな人間になりたいと思った。

「好きです」

きっと、多分、かも、もしかしたら。
曖昧な感情を四捨五入して感情的に伝えたい。

だって、僕はまだ好きだと言っていないんだよ。

でもその前に。

「おはよう」



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