過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：六巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：六巻目【都市伝説】

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917:1[saga]
2013/01/27(日) 22:54:15.24 ID:blHI52Qoo
京太郎「昔は神様やら妖怪やら、『そういうモノ』は本当に居たらしい。小蒔さんとかの存在が逆説的にその証明になってるな」

憧「神様を降ろしたり、都市伝説とか抜きでああいう力を使えたり、って事？」

京太郎「そういう事。技術ってのは、必要にならないと発展しないからな」

魔無ければ退魔無く、神無ければ巫無く。

もっと早く、という願いが車を生んだように、必要だからこそ技術は生まれ、発展する。

神様が居なければ神降ろしの技術などは存在しないし、討たれる魔が居なければ退魔の術は発展しない。

まるで吸血鬼と波紋の栄衰のように。

つまり、そういった技術で「倒された側」が存在したという事で。

怜「じゃあなんで、今は全く居ないん？」

京太郎「そこがこの話の肝だな。この話を一番分かりやすくしてくれるのは、ニーチェだと思う」

怜「チーキュ？」

穏乃「チーキュを花火にしてやるぜ！」

京太郎「カーレンジャーに帰れ」

憧「いいから話を進めなさい。しずも茶化さない」

話が横に逸れそうになった所で、すかさず憧がインターセプト。

話を元の流れに戻す。

憧「で、どういうこと？　ニーチェがどうしたの？」

京太郎「『Gott ist tot』」

怜「？」

穏乃「？」

京太郎「『神は死んだ』。つまりそういうこった」

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