過去ログ - 唯一「貴方の力を借りたいわけです」垣根「えー、だるい」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2013/01/19(土) 20:31:35.55 ID:cf2466lH0
垣根「で、どうすんの? 俺は金もどうにかなるしルックスいいしルックスいいしイケメンだぜ。そんな俺をどうやって脱ヒッキーさせるんだ。え?」

唯一「一々自分の顔の良さを強調しなくていいですから」

垣根「俺って格好良くね?」

唯一「今の貴方はただの白い塊ですからね。忘れないで下さいよ一応」

垣根「ああそうだった……」ガックリ

唯一「ふふふっ。貴方は先程この世界の誰もが運命に支配されていると言いましたね。だとしたら私の考える限り『学園都市の尖兵として暴れまわる』ことが貴方の運命だったんじゃありませんか?」

垣根「だろうな。だがよりスパイスを入れるんなら一方通行と再戦して敗北するか、上条当麻だかに殴られて改心して仲間になるってパターンじゃね? そっちの方がただ暴れまわるよりは劇的だろう」

唯一「しかし貴方がここで出て行かなかったとしても、それはそれで貴方という存在を除外して当たり前に普通に平然と進むでしょう。ですが、それを崩してみるのは面白そうじゃありません?」

垣根「あ?」

唯一「貴方は外に出て好き勝手にすればいい。……そう、自由に事態を引っ掻き回せばいい。予定調和のストーリーを滅茶苦茶に彩るんです。ヒーローの英雄譚を、あなたが適当かつ下らない喜劇にする。面白そうじゃありません?」

垣根「なるほどね。悲劇を起こそうとするんじゃ予定調和のストーリーで英雄譚に呑みこまれっちまう。だが喜劇ならってことか」

唯一「はい。どうせす、まだまだ現実も捨てたもんじゃないでしょう」

垣根「いいぜ。分かった」


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