891:『8章 銀の弾丸と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/02/11(月) 21:29:38.01 ID:w6YT63/H0
勇者「……ああ」
メイド「…………」
紳士「ハハハ、この私が負けるなど。この幾数百年……思いもしなかった」
紳士「吸血鬼とは、なんと脆い」
勇者「だが……、俺の剣じゃ無理だった。仲間がいなければ、俺は負けていたと思う」
紳士「いいや。使い魔を使役していた時点でお互いさまだったよ。この戦いは私の負けだ」
勇者「紳士……」
紳士「勇者よ。一つ頼むがある」
メイド「お喋りにならないでくださいっ」
紳士「もうどうせ直ぐ死ぬ。同じだよ」
メイド「――――っ」
勇者「吸血鬼の頼みなんて」
紳士「ならば、一つ情報をくれてやろう。魔王に関する情報だ……ぐっ」
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