過去ログ - ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
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494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/23(水) 02:46:45.10 ID:Oei6ZC/D0
水曜日

ワアアアアアアアアアアア!! 
 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

ディゴリー「……テント越しだけど、すごい歓声だ」

フラー「おぉーう、緊張しまーす。ねぇー?……オッオー、このひーと、無口でーす」

クラム「……」

ハニー「……」

 ハーマイオニー「ハニー、ハニー。そこにいる?」

ハニー「……ハーマイオニー?テントの外……そこにいるの?」

 ハーマイオニー「もうすぐ始まるみたいだけど、やっぱり少しでもあなたの傍に、って。あぁ、ハニー。怖いわね、当然よね……」

ハニー「……そんなわけないじゃない。私を誰だと思って……うん。そうね。ちょこっとだけ」

 ハーマイオニー「っ、リラックスしてね?平気よ、一晩かけて、成功したじゃない。試したのは教室の端から端だけど、きちんと効果が発揮されれば距離なんて、関係ないわ。すぐにあなたの傍に、あの箒が……」

ハニー「えぇ……ねぇ、ハーマイオニー。あなたはずーっと、わたしといてくれたわね」

 ハーマイオニー「それは、そうよ。一晩であの呪文を習得するなんて持ちかけられたときは、あなたがムーディに何かされたんじゃないかって殴りこみにいきそうだったんだから……」

ハニー「そうじゃ、なくて。手、だして」

 ハーマイオニー「えぇ……ハニー。やっぱりあなたの手、震えてるわ」

ハニー「うん。わたしは、ちっぽけで弱いわ。ふふっ。知ってたはずなのに、あの時は泣いちゃって、こぼしてしまったけれど」

ハニー「でも。わたしにはこんなにも、力をくれる人がいる。えぇ、確かに……あの人は今、ここにいないけれど」

ハニー「わたしは一人じゃない。一人じゃなにも出来ないこと、知ってるわ。だから」

ハニー「大好きよ、ハーマイオニー。いってきます」

 ハーマイオニー「っ!!ハニー!!!」

ハニー「なぁに……っ!?ちょ、っと、んむっ、〜〜〜っ!?」

ディゴリー「!?」

フラー「おぉーぅ、レズビアーン?」

クラム「……」

ハニー「ぷはっ、はっ、はぁっ、あなた、何……」

ハーマイオニー「まるでいなくなっちゃうみたいに言わないで!何よ!大好きってなによ!私の方が大好きなんだから!!!」

ハニー「……あっ」

ハーマイオニー「ふーっ、ふーっ……もう。いってらっしゃい、ハニー。待ってるわ……あなたの大事な人たちと一緒に」

ハニー「……うんっ!」


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