過去ログ - P「救われぬ愛に救いの手を」【安価SS】
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◆8GJ8gV.Woc
[saga]
2013/01/22(火) 17:46:06.43 ID:+XjmNBy80
「前は、ごめ「プロデューサー!」
貴音が大声を出す。
体が震えた。
「プロデューサー…」
だが、次に出てきた言葉は意外な一言だった。
「わたくしだけを見て下さい…」
それは、要するに貴音だけをプロデュースしろってことか?
あぁ…あの時は、彼女が出来ることで自分へのプロデュースが
おろそかになると思って、俺を叱っ__
「わたくしは、プロデューサーがいない、この一週間
食事が喉を通りませんでした。ずっと眠れませんでした。仕事に集中できませんでした。
仕事を途中で投げ出し、プロデューサーがいる病院に行きました。プロデューサーを酷く傷付けてしまいました。
気が狂いそうでした。自分がおかしくなってくるのが自分でもわかりました。」
貴音の目は血走り、酷くやつれた顔をしていた。
__貴音は、疲れているんだ。そう違いない__
俺は、目の前にいる女性を、貴音だと思いたくなかった。
「た、貴音!今日はもう仕事をしなくて良い、すぐに寝ろ!」
つい、怒鳴り声になってしまった。
「兄ちゃん!…お、お姫ちん…大丈夫?」
いままでの会話を聞いていた真美が、貴音を心配する。
だが、
「プロデューサー!わたくしを見捨てないでください!
何でもします!わたくしに何をされてもかまいません!
だからっ…わたくしを見捨ないでくださぃ…」
そのまま、貴音は号泣してしまい、当分泣きやまなかった。
____見捨てないで____
貴音の病みレベルが上がりました
貴音…病みレベル3(病み度0/3、恋愛度0/3)
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